英語まっしゅるーむ

元英語講師の過去の遺産整理ブログ。

早大学院の発表と命令文。Don'tをどーんとアタマにつけると「禁止」ね。

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命令文の根っこのとこを少しだけ。

 

「命令文」とは…

主語のない、動詞の原形から始まる文。

  

うそうそ。

命令文の主語は必ず"you"ですから。

 

目の前の話し相手に「~してくれ」って命令するんだから、

その主語はその「~してくれる」話し相手である"you"に決まってるでしょう。

 

ってかそもそも主語のない文ってなんなのよ。

 

 Be quiet.

 

この文でquietな状態になるのは"you"だし、

 

Clean your room.

 

この文で部屋をcleanするのは"you"だし、

 

Tell me the time.

 

この文で私に時間をtellしてくれるのは"you"なのよ。

 

命令文だって立派な文。

 

文には必ず動詞があって、

動詞のウラには必ず動作主体、その文の主語がある。

  

必ず主語が"you"だから、当たり前に"you"だから、

 

わざわざ言わずに省略しちゃうっていう。

 まぁこれが命令文ですな。

  

だからわざわざ"you"つけて、

 

You be quiet.

 

これも立派な命令文。

  

"you"に関しては、わざわざ言わなくてもいいよねって程度で。

 

動詞が原形でさえあれば、

命令文の直接的な「~してくれ」って感じは伝わるモンだ。

 

「命令文に主語はないんだよ!」

 

こんな説明する人、うそつきです。

 

もしくは自分がわかってないのか。

もしくは説明すんのがめんどくさいのか。

 

とにかく気をつけましょう。

  

わかっていれば、

 「命令文は主語の"you"が省略されてるんだよ」

 こんな説明になると思う。

  

だから命令文を、助動詞をつかって書きかえる問題も

 

Don't be noisy in the library.

=You mustn't be noisy in the library.

 

Tell me the time, please.

=Will you tell me the time?

 

こんな風に。

やっぱり主語は"you"になるんですな。

 

ちなみに、

 「~すんなよ」と禁止を表すときは、

"Don't"を先頭に「どーん」と置いとくだけですね。

 

これはbe動詞の命令文でも

 

Don't be~.

 

になるので慣れるまでは注意が必要ね。

  

「"not"はbe動詞のうしろ!」 

なんて刷り込み教育を受けた真面目な人、

大概ココでやらかしてます。

 

"Don't"自体の持つ、

「~すんなよ」って禁止の感じ。

 

早く慣れてちょうだいな。

 

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