英語まっしゅるーむ

元英語講師の過去の遺産整理ブログ。

不定詞の名詞的用法#1:to+動詞の原形→名詞のカタマリ

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to不定詞…「to+動詞の原形」のカタマリで、

文中で述語動詞(主語とペアの動詞)以外の役割をしているモノ

それぞれ文中の役割によって

①名詞(名詞的用法)

②副詞(副詞的用法)

③形容詞(形容詞的用法)

としてはたらく

それぞれ動詞が名詞や副詞や形容詞に化けてるものなのよ。

 

そんなややこしい不定詞の、

まずは文中で名詞に化けたやつ、不定詞の名詞的用法から。

 

たとえば

English is difficult for me.

「英語は私には難しい」

 

中学1年生でも作れる文だけど、

これでは英語の「何」が難しいのかわからない。

「読む」のが難しいのか、「書く」のが難しいのか、「話す」のが難しいのか、

英語の「何」が難しいのかキチンと伝えたい!

 

ここで不定詞を使います

 

「英語を話す」は英語で

"speak English"

 

これに"to"をくっつけて、

"to speak English"

これが動詞が化けた名詞のカタマリ、

日本語訳は「英語を話すこと

 

このカタマリをS(文の主語)にして、

 

To speak English is difficult for me.

英語を話すことは私には難しい」

 

名詞は文中で、

①S(主語)になったり、

②C(補語)になったり、

③O(目的語)になったり、

④前置詞+名詞のカタマリになったり、

⑤同格説明をしたりするけれど、

 

不定詞がつくる名詞のカタマリはこの中の最初の3つだけ、

S(主語)かC(補語)かO(目的語)になる。

上の文はS(主語)になるパターンね。

 

残りの2パターンも確認すると、

C(補語)になるパターンは、

 

His dream is to travel around the world.

「彼の夢は世界中を旅行することだ」

 

C(補語)ってのは名詞の説明をする語のこと。

上の文ではS(主語)his dreamをさらに説明しているのね。

名詞を説明して意味をだから補語。

 

「"his dream"をさらに詳しく説明すると…

…"to travel around the world"なんです」って感じかな。

 

O(目的語)になるパターンは、

 

My mother likes to grow flowers.

「母は花を育てることが好きだ」

 

O(目的語)ってのは「~を」とか「~に」にあたる名詞。

上の文では、

My mother(母は)

likes(~を好む)

to grow flowers.(花を育てること)

直訳すると、

「母は花を育てることを好む」

→「母は花を育てることが好きだ」

 

まだちょっと直訳調だけど、

とりあえずここまで。