不定詞の名詞的用法#3:助動詞句として考える!
to+動詞の原形で「~すること」と名詞のカタマリをつくる不定詞の名詞的用法
ただし述語動詞によっては「~すること」と訳すと日本文が不自然になってしまう。
たとえば、
She wants [to be a doctor in the future].
「彼女は[将来医者になること]を欲する」
これでは訳文が不自然なので、
want toを一つの助動詞句「~したい」と考えて、
She wants to be a doctor in the future.
「彼女は将来医者になりたい」
これで訳文の不自然さは回避できる。
他にも、
It began to rain.
雨が降ることが始まった→「雨が降り始めた」
The boy tried to open the heavy door.
少年は重いドアを開けることを試みた→「少年は重いドアを開けようとした」
He decided to meet her parents.
彼は彼女の両親に会うことを決めた→「彼は彼女の両親に会おうと決めた」
どれも助動詞句として
want [would like] to-「~したい」
begin [start] to-「~し始める」
try to-「~しようとする」
decide [make up one's mind] to-「~しようと決める」
それぞれついでに身につけたい書きかえは
want=would like
decide=make up one's mind